筋膜リリース
ここ数年よく耳にする言葉です。
「筋膜」=筋肉? それとも 筋肉の膜?
気膜とは、脊椎動物の筋肉や内臓を包む膜の総称である。(Wikipedia参考)
筋膜は筋肉を包む膜です、細かいところでは筋繊維を、大きなところでは体全体を包む膜です。
それらの筋膜はある一定の法則に従い連結しあい3次元的なバランスを保っています。そのため、筋膜の一部に機能障害が起きると、離れた部位の機能に影響を及ぼすこともあります。
体全体を覆っている筋膜は、「浅筋膜」という筋膜です。
浅筋膜は皮下脂肪の中にあるので全身を覆っているといえるわけです。
筋肉の数は膨大です。これらひとつひとつがそれぞれ膜で覆われています。これらの筋肉同士も筋膜で連結されていたり、まとまったグループごとに筋膜で覆われ、そのグループ同士も連続性をもって繋がっています。浅筋膜ほどではないのですが、ある程度全身を包んでいるともいえます。
筋肉を包み込んでいる膜が筋膜と言いましたが、これを浅筋膜と分けるために「深筋膜」と呼びます。
難しい説明ですね
猫背で表現すると
猫背や、脚を組むなど、生活習慣の悪いクセによって筋膜はゆがみ、縮こまり、しこりやねじれになります。
痛い部分に原因があるのはもちろんですが、筋膜ネット全体が痛みやコリに影響していると考えられています。
腰だけピンポイントではなく、お尻~背中は腰の一部と考えて広い範囲をケアすることが必要。体の背面全体を大きく動かして筋膜を押しのばすことで、猫背や緊張状態のストレスが解消し、腰痛のつらさからも解放されるはずです。
体を支えるのは筋肉
人体を支えているものは?と聞かれたら骨という回答がほとんどだと思います骨ではありません。
でも骨だけで骨格をキープは不可能です。
建造物と人間の最大の違いは、静止しているものと動くものという違いです。建造物は骨組みだけでも自立できますが生物は骨だけでは自立できません。
体を支えているのは骨ではなく、骨を支えている筋肉、具体的には筋肉を覆っている筋膜たちです。骨の位置をコントロールしているのは筋膜ふくめ筋肉です。筋膜が第二の骨格と呼ばれるのです。
筋筋膜性腰痛
腰痛の中で最も多い腰痛です。
骨が歪んでいるから腰痛が起こる、といった歪み矯正すればなんでも治る理論は無意味です。
姿勢を整える
骨を整えても筋肉は整いません。筋肉を整えれば、骨に異常がない限り骨は整います。
自宅でも出来る筋膜リリース
筋膜リリースはプロ(鍼灸師・カイロプラクティック・整体師等)にやってもらうのが一番ですが、自宅で簡単に出来る道具もあります。
こういうのを使えば、自宅で簡単に筋膜リリースが出来ます。